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サステナビリティ経営方針の策定をしました

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2026.03.26

モノづくりの原点を支えるゴム産業の未来と、太成ゴム工業が掲げるSDGs宣言

自動車、電子機器、医療器具、そして日常の生活用品に至るまで、私たちの身の回りにはゴムを用いた製品が溢れています。普段は目立たない「黒子」のような存在ですが、現代の便利で安全な生活はゴム製品なしには成り立ちません。

岐阜県加茂郡富加町に拠点を置く有限会社太成ゴム工業は、1978年の創業以来、これら多様なゴム製品の「スタート地点」となる高品質なゴム生地(ゴムコンパウンド)の製造を専門に手がけてまいりました。

 

ゴム産業に求められるSDGsへの対応と本記事の目的

近年、世界的に環境問題への危機感が高まる中で、あらゆる産業においてSDGs(持続可能な開発目標)の達成が急務となっています。私たちが属するゴム産業も例外ではなく、大きな変革期を迎えています。

本記事では、ゴム産業全体の未来動向を俯瞰すると同時に、太成ゴム工業が素材メーカーとしてどのように社会的責任を果たしているのか、「SDGs宣言」および「カーボンニュートラル宣言」に基づく具体的な取り組みを詳しく解説します。

 

変革期を迎えるゴム産業の未来と持続可能性(サステナビリティ)へのシフト

日本のゴム業界は現在、世界的なEV(電気自動車)シフトや自動運転技術の高度化、新興国でのインフラ需要拡大などを背景に、市場構造が急速に変化しています。

特にEV化の進展は、自動車向けゴム製品に対する要求を大きく変えました。エンジン音のない高静粛性、大容量バッテリーによる車重増加に耐える強度、さらには電費向上につながる低転がり抵抗など、ゴム素材にはこれまで以上に高度で複合的な性能が求められています。

 

サステナビリティが産業の前提条件になる時代

こうした性能進化と並行して、ゴム産業の将来を左右する最大のキーワードが「サステナビリティ(持続可能性)」です。

従来、ゴム産業は化石燃料由来の合成ゴムや輸入天然ゴムへの依存度が高い産業でした。しかし近年では、脱炭素化と循環型経済(サーキュラーエコノミー)への転換が不可避となり、業界全体が大きな構造転換期を迎えています。

 

環境配慮型ゴム素材とコンパウンド技術の進化

現在は、植物由来のバイオベース合成ゴム、使用済製品から原料を回収するリサイクル技術、さらには食品廃棄物などを活用した生分解性ゴムなど、素材レベルでの研究開発が急速に進んでいます。

ゴム製品の特性を決定づけるコンパウンド設計において、環境負荷を抑えつつ高い性能を両立させることが、2030年、そして2050年を見据えたゴムメーカーの最大の課題となっています。

 

日本ゴム工業会の指針と、太成ゴム工業の「カーボンニュートラル宣言」

日本ゴム工業会は地球温暖化対策の一環として「地球温暖化対策長期ビジョン」を策定し、業界全体での脱炭素化を推進しています。

2050年のカーボンニュートラル達成を最終目標とし、その中間目標として「2030年度にCO₂排出量を2013年度比46%削減する」という高い目標を掲げています。

 

太成ゴム工業の数値目標と企業としての覚悟

太成ゴム工業もこの方針に賛同し、独自の「カーボンニュートラル宣言」を公表しました。

当社は「2030年までにCO₂排出量を2024年度比42.0%削減」「2050年カーボンニュートラル達成」という明確な目標を掲げ、事業活動そのものを通じて脱炭素に取り組んでいます。

 

小ロット試作と配合最適化による環境負荷低減

主力であるゴム練り工程において、当社は月間100トンの量産能力を持ちながら、3L加圧式ニーダーによる3kg程度からの小ロット試作にも即日対応可能な体制を整えています。

これにより、顧客の開発段階での原料ロスを削減し、高価な材料の無駄な消費や廃棄を最小限に抑えています。

 

ロングライフ設計がもたらすサプライチェーン全体のCO₂削減

さらに「無限の配合」で培った技術を活かし、既存配合の最適化や耐久性向上の提案を行っています。

製品寿命が延びることは、廃棄回数の削減につながり、結果として資源消費量やCO₂排出量の大幅削減に貢献します。

 

「働きがいも経済成長も」を実現する、持続可能な労働環境の構築

SDGs目標8は、働きがいのある雇用と持続可能な経済成長を掲げています。製造業において環境対策と同等に重要なのが、働く人の持続可能性です。

 

ワークライフバランスを重視した制度設計

太成ゴム工業では完全週休2日制を導入し、年間休日は120日以上を確保しています。2025年には9連休の夏季休業も実施しました。

 

日常生活を支える福利厚生と安全配慮

昼食弁当への補助制度、業務災害保険、健康相談サービスなどを通じて、従業員の生活と健康を支えています。

 

未経験から成長できる人材育成と風土

現場では2030代の未経験入社者が多く活躍しています。熟練工によるOJTとフラットな社風が、高い定着率と品質を支えています。

 

地域社会(富加町)と共に歩む企業としての責任

富加町は歴史と子育て支援に力を入れる自治体で、企業定着にも積極的です。

東海環状自動車道「富加関IC」から車で3分という立地は、製品供給と従業員通勤の両面で高い利便性を誇ります。

地域雇用を通じた貢献と、金属探知機やストックブレンダーを用いた品質保証体制を維持しています。

 

未来に向けて、共に「無限の配合」に挑む仲間を求めて

太成ゴム工業は、高品質な素材こそが良い製品を生むという信念のもと、持続可能なモノづくりに挑み続けます。

現在、工場スタッフ(正社員)を積極採用中です。未経験者も歓迎し、工場見学も随時受け付けています。