Q.ゴム練り加工ではどのような材料が使用されますか?
ゴム練り加工では、主に天然ゴムや合成ゴムが使用されます。また、性能を向上させるために、カーボンブラック、配合剤(可塑剤、加硫促進剤など)、および特殊添加剤が加えられます。
ゴム練り加工とは、天然ゴムや合成ゴムをベースに、補強材や可塑剤、加硫促進剤などを数種類から十数種類の資材と混合し、用途に応じたレシピでゴム生地を作る工程です。製品によって配合は異なり、メーカーごとにレシピが異なるため、同じ製品でも微妙に差が生じます。製造したゴム生地は、成形業者によってあらゆる製品に加工されます。お好みの硬さ、伸び、引張、耐久性、耐熱性、耐老化性、JIS規格、環境配慮配合変更などお気軽にご相談ください。
弊社のゴム配合設計は、防振ゴム、免震ゴム、ゴムライニング、ゴムパッキン、ゴムシール、ゴムローラーなど、日常製品から家電、高速道路の設備まで、幅広い分野で活躍しています。自動車、工業設備、建築土木、事務機器、建設機器、電動工具など、さまざまな業界で使用されています。
合成ゴム練り加工
黒物、色物
非対応:
タイヤ、ホース、ベルト、引布、軟質発泡、医療系、履き物等のゴム生地製造には対応しておりません。
一般的な名称:
天然ゴム/合成天然ゴム/ブタジエンゴム/ブチルゴム/スチレンゴム/ニトリルゴム/ウレタンゴム/エチレンプロピレンゴム/クロロプレンゴム
※その他の素材ご希望の方はご相談ください。
試作から量産までご要望に応じて
柔軟に対応します!
100t /月
黒物量産4t /日
70~500kg程度、MAX1000kg、
1,000kg以上のご依頼はご相談ください。
色物量産1t /日
50~200kgが普通、MAX1,000kg、
1,000kg以上のご依頼はご相談ください。
量産や開発試作は1-2週間程度
特急対応相談承ります。
厚み6~10㎜、巾300~500㎜、
長さ750~850㎜程度
トランスファー成型、
コンプレッション成形向け
厚み6~10㎜、巾50~100㎜、
長さエンドレス
練り量に対して半分程度の重量
2箱に梱包
厚み6~10㎜、巾300~400㎜、
長さ500~600㎜程度のシートを
25kg or 30kgでPEバッグ梱包
各種資材、薬品、充填剤などの正確な量を測定します。
ニーダーによる混練りを行い原材料を均一に混ぜます。その後ロール作業にて分出しし、ご要望の計上に整えます。
製品の計量や梱包を行います。
テストピース作成、硬さ、比重、キュラスト、各種規定検査の測定を行い出荷します。
ゴム練り加工では、主に天然ゴムや合成ゴムが使用されます。また、性能を向上させるために、カーボンブラック、配合剤(可塑剤、加硫促進剤など)、および特殊添加剤が加えられます。
工程管理は、製品の品質を安定させる上で極めて重要です。特に、混練温度や時間の管理が不十分だと、ゴム材料の均一性や性能に影響を与える可能性があります。
配合剤の選定は、製品の用途に応じた物性や環境条件を考慮して行います。例えば、耐熱性が求められる場合には特殊な加硫促進剤を、耐摩耗性が必要な場合にはカーボンブラックの使用が推奨されます。
性能試験では、引張試験や硬度試験、熱老化試験などが行われます。これらの試験は、製品が使用条件を満たしていることを確認し、品質を保証するために不可欠です。
環境対応のゴム製品は、リサイクル可能なゴム材料や低環境負荷の配合剤を使用して製造されます。また、エネルギー効率の高い最新設備の導入や製造プロセスの最適化により、持続可能な製品づくりが実現しています。